日本の武士階級の娯楽にはどのようなものがあったか?

武士

江戸時代の娯楽をご存じですか?現在ではテクノロジーの発達により、家にいたままさまざまな娯楽を楽しめるようになりましたが、それはつい最近の出来事です。当時の娯楽にはどのようなものがあったのか?中でも武士はどのような娯楽を好んでいたのか?歴史を振り返っていきましょう。

日本の武士・侍とは?

歴史の授業で「士農工商」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。士農工商は江戸時代に展開された身分制度(現在は現実に施行された制度ではないとの見解)で、それぞれ武家・農民・職人・商人を指します。その中の武家(武士)は戦うことを生業にしていた身分で、江戸時代には全体の約7%、約224万人ほどの武士がいたという試算があります。

武士は当時、どのような娯楽に興じていたか?

当時の武士はいつも戦いや修行ばかりしてわけではなく、限られた時間の中で娯楽もきちんと楽しんでいました。今流行っているエンターテイメント、例えばオンラインギャンブル日本の歴史の要素を少し感じられるかもしれません。それぞれご紹介していきます。

・お酒

元々は冠婚葬祭などで飲まれていたお酒ですが、江戸時代になってからは普段の食事時など日常的に飲まれるようになったと言われています

・歌舞伎、能

歌舞伎は江戸時代にその人気に火がつきました。能はもともともう少し身分が低い庶民のための娯楽でしたが、この頃に貴族や武士にも広がったと言われています

・園芸

徳川家康が花好きだった影響で、武士にも広がりました

・囲碁、将棋

棋士は室町・安土桃山時代に誕生し、江戸時代に徳川家康によって江戸に呼ばれたことをきっかけに江戸の武士の間でも広がったと言われています

・相撲

今や国技となっている相撲は、元々は宮中行事でしたが、そこから訓練の一種目となり、娯楽へと変化していったようです

・ギャンブル

サイコロ賭博や「闘犬」「闘牛」「闘鶏」などが流行していました

現代人にとっての娯楽の新種目

想像以上に多種多様な娯楽があり、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。現代でもeスポーツ、メタバースなどテクノロジーを軸に新しい娯楽が誕生しています。一見江戸時代とは全く別物のようですが、根幹にある「人が楽しいと感じる要素」まで深掘りしてみると、共通するものが見えてきそうです。まだまだ進化が止まらないエンタメ領域、そのヒントがもしかしたら江戸時代の娯楽の中に見つかるかもしれません。

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